エジプトの下痢には要注意



エジプト旅行をしていて思うことは、「健康を保つには知識がいる」ということです。
気候や食べ物の違いから、普段は健康な方でも、体調を崩すことがあります。

エジプトは日本と比べると、衛生状態はお世辞にも良いとはいえません。
「現地の人が食べているから…」「飲んでいるから…」と、生水や生野菜や生ジュースを口にすると大変なことになるかもしれません。
次の日にトイレから出られなくなる人もいます。

夏には、エジプトの強烈な暑さで、知らないうちに体力が奪われていることを計算しましょう。
ちょっとでも気分が優れない時には、早めにホテルに戻って休息しましょう。
エアコンが効きすぎているのも、体にはよくありません。
エジプトのエアコンは強烈ですから、注意しましょう。

エジプトで下痢になったら、充分な水分補給を心がけなければいけません。
水分を摂るとますますお腹がゆるくなってしまいそうですよね。
ホテルを一歩出たら、トイレを探すのは至難の業ですよね。
しかし、水分を控えると、脱水症状を起こして生命に危険が及ぶことがあります。


「ナイルの水を飲んだ者は必ずナイルに戻ってくる」という言い伝えがあります。
しかし、決してナイル川の水を飲んではいけません。

現地の子どもたちは、ナイル川で泳いでいますよね。
しかし、いくら暑くても一緒に飛び込んだりしてはいけません。
ナイル川には「ビルハイツ住血吸虫」という寄生虫がいるのです。
この寄生虫が体内に入ると、血尿が出たり、感染症を引き起こすことがあります。
素足でナイル川の川べりを歩き回ることも避けてください。
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エジプトの『バクシーシ』とは



海外旅行のときに、チップの扱いに戸惑った経験をお持ちの方は多いでしょう。
エジプトを旅行していると、チップのほかに『バクシーシ』というものまで存在し、かなり頭が痛くなります。

バクシーシとは、イスラームの「喜捨」です。
つまり、「経済的に余裕のある人が貧しい人にお金や物を与えるのは当然である」という考えから生じたものです。
それが、「あなたは持っているのだから、もっていない私に与えるのが当たり前!」というように、持たないものが持つものに当然のようにお金や物をせびる形になっています。

エジプトを旅していて、バクシーシに関しては、不快な思いをすることが多々あります。
バクシーシを要求するエジプト人は、もらったバクシーシが少ないと、自分が馬鹿にされたと感じて怒ることさえあります。
一方、あまりに気前よく支払ってしまうと、「良いカモを見つけた!」といわんばかりに、しつこく、時には集団で迫ってきます。

日本では、お金で人間関係が左右されることを嫌悪します。
しかし、お金が人間関係の潤滑油となることは事実ですね。
イスラームでは、アッラーもこれを積極的に認めているのです。
わたしたち日本人は違和感を感じることもありますが、民族性の違いですね。
小額紙幣は用意しておき、エジプト規準に妥当な金額を払ってもよい気がします。
しかし、もちろん義務でも強制でもありません。

では、どれほどの金額が妥当なのでしょうか。
一般の食堂では、ウェイターに50pt.〜1LEくらい、高級なレストランなら料金の10%程度をテーブルにさりげなく置くとスマートです。
しかし、メニューに「サービスチャージ12%」などと書いてある場合には、バクシーシは必要ないと考えてください。

トイレでも、無料ということほとんどありません。
トイレの前にいるエジプト人のおじさんに50pt.を渡すのが相場です。
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